設計開発
世界に誇る品質、少数精鋭の組織。
理想としていた「ものづくり」が、ここにある。
製品の一部分を担当するのではなく、自らの手で創り出したい。世界で通用する品質を実現したい。それが、私の求めていたものづくりでした。山一電機を選んだ理由は、世界シェアの大きいニッチトップ製品を持ち、海外売上比率が8割を占めていること。そして、少数精鋭の組織であるため、個人の裁量が大きいことでした。実際に入社してみて感じるのは、熟練の技術者たちのユニークな視点と、徹底的に細部までこだわり抜く姿勢です。幅広い製品ラインアップが存在することもあって、得られる知識や経験もさまざま。若手が発信した意見を取り入れてもらいやすく、充実した日々を過ごせています。
私が所属するCN第1技術部は、産業機械やエレクトロニクス製品、自動車向けのコネクタ製品の開発を担うチーム。スマホやPCなどの身近なものや、最先端の技術に深く関わるものですので、やりがいも大きいです。現在、私が担当するのは、製品評価。性能や品質を確かめる、重要な役割です。ただ評価を行うといっても、用途や環境によって試験内容も異なります。その製品に起きうる問題点は何か。どのような試験を行って、必要な治具は何なのか。考えるべきことは山ほどあります。定められた時間の中で、複数の製品を同時並行で進め、設計・製図、業者とのやり取り、試験スケジュールの作成、問題点の洗い出しを行う……。最初から最後まで責任をもって担当する分、裁量は大きいですが、製品が完成したときの喜びは格別ですね。
さらなる成長を求めて。
与えられた仕事だけでは、足りない。
理想とするものづくり。その醍醐味を感じられる日々は、確かに充実したものです。けれど、まだまだ私は満足していません。ひとつの製品の設計を任され、ゼロから新たな価値を創り出す。入社当初の目標に向かって現在も努力を重ねているところだからです。目指すのは、グローバルな市場で、山一電機の競争優位となるような「革新的な製品」を生み出すこと。そのためには、さらなる成長を遂げていく必要があると考えています。
現在、担当する製品評価業務は、さまざまな先輩方の設計思想やアイデアに触れ、自らの視野を広げることに大きく寄与しています。ですが、ただ漫然と与えられた業務をこなすだけでは足りない。そんな危機感を抱いているところです。タイムマネジメントを徹底し、主体的に時間をつくっては製造の現場に足を運び、ディスカッションを行うことで、そこでしか得られない気づきを得ること。会議やミーティング、勉強会などに積極的に参加し、自らのアイデアや改善策を発信していくこと。一つひとつ、自分にできることを積み重ね、少しでも早く、大役を任されるようになりたいと思っています。
技術者として、大きく成長を遂げ、ひとつの製品を創り出す。入社時に思い描いていた夢を実現させた暁には、海外で仕事をしたいと思い、英語の勉強にも懸命に取り組んでいます。まだまだ、遠い日の話かもしれませんが、山一電機には、その夢を実現できる土壌と成長・発展の可能性がある。私は、そう確信しています。