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つながる社会の未来をつくる
~安全運転を支える山一電機のテストソケット~

2023.09.28

コラム

自動車の内部には非常に多くの半導体が使われています。この半導体の性能試験に使われているのが、山一電機のテストソケット。半導体の誤作動による自動車トラブルを防ぐ重要な役割を果たしています。

 

今回は、車載半導体向けのテストソケットを主に担当するTS営業部の門松さん(入社7年目)に、普段のお仕事や製品の魅力についてお聞きしました。

半導体の安全性を確保する、山一電機のテストソケット

――門松さんのお仕事について教えてください。

門松:テストソリューション事業の国内営業を担当しています。既存顧客を対象に、お問い合わせ対応、自社製品の提案のほか、注文いただいた後の納期調整依頼や納品後のフォローまでをひと通り行います。社内とお客様との間に立って調整する役回りが多いですね。

 

――どんな製品を担当していますか?

門松:私の担当製品は、半導体の性能をテストする「ソケット」です。営業先は主に半導体メーカーのお客様です。半導体は自動車、家電、スマートフォンなどさまざまなものに使われます。半導体メーカー様ごとで、扱っている製品に特長があります。

私は車載半導体向けのソケットが主な担当です。自動車の内部では、例えばエアバッグやルームミラー型バックモニターなど、あらゆるところに半導体が使われているので、ソケットも必要不可欠になります。

 

縁の下の力持ち!ソケットの魅力とは

――自動車の内部では、あらゆるところに半導体が使われているのですね。

門松:はい。車載半導体は、不具合がそのまま自動車のトラブルにつながった場合、人命にも影響を及ぼす重要な分野だと考えています。

車載向けの半導体メーカーである私のお客様も安全性確保を大切にしていて、厳しいテストにパスした半導体のみ出荷しています。このテストの段階で、山一電機の「IC53シリーズ」などが使われています。安全運転を、そして社会を支えているところが製品の魅力だと思います。

 

――車載以外の分野へ提案することもあるのでしょうか?

門松:お客様には、車載に限らず幅広く山一電機の製品をご提案しています。ひとつの会社様でも、自動車関連の半導体を扱っている部署だけでなく、また違うカテゴリの半導体を扱う部署からご連絡いただくこともあります。

 

――半導体関連の知識はどうやって身につけましたか。

門松:大学までずっと文系で、入社時は半導体に関する知識はゼロでした。新入社員研修のときに「半導体とはどのように作られるのか」というところから教えてもらったほどです。

入社後すぐは、自社の製品を第三者へ説明することにとても苦労しました。図面を見ながらソケットの構造や使用方法を上司に説明してもらっても、初めは全くピンとこなくて。営業としてお客様に説明しなくてはという気持ちも相まって不安でした。

ただ、営業先の打ち合わせに同席したり、お客様の工場で実際にソケットが使用されている様子を見学させていただいたりするうちに、徐々にソケットや半導体に関する知識が身についてきました。

入社1~2年目頃にお客様を訪問した際には「初めは難しくて分からないよね」とソケットの使用方法についてお客様から教えていただいたことも。本当に周りの方に恵まれていると思います。

「お客様ファースト」の営業を目指して

――現在は1人で1社担当することもあるのでしょうか?

門松:入社3年目くらいから、1人で1社担当させていただける機会も増えました。現在、営業7年目ですが、担当のお客様は入社当初とほぼ変わりません。入社後初めて担当させていただいたお客様にはやっぱり思い入れがありますね。

山一電機と30年ほどお取引があるお客様とは、今も毎週訪問してやりとりを続けています。営業の前任者が築いてきたお客様との関係性を崩さないようにしなくてはと、身が引き締まる気持ちです。

お客様との打ち合わせでは、自社製品の提案や納品後のフォローをメインに行います。例えば「新製品の半導体に適合するテストソケットを作りたい」と相談を受けた場合には、既存品だけでなく、部品の金型から製作するカスタム品を提案することもあります。

 

――営業のお仕事ではどんなことに気をつけていますか?

門松:入社3年目の頃、上司にもらった「誰の方を向いて仕事をするかを意識して」との助言を今も大切にしています。

当時、お客様の求める納期に社内で対応できず、お客様へネガティブな内容を共有する必要がありました。上司に相談すると「社内から言われた通りにお客様へ伝えなくてはと思いがちだけれど、お客様と直接話ができるのは営業だけ。できる限りお客様のリクエストに応えるのが営業の仕事で、お客様ファーストで調整しないといけないよ」「もし自分だけで調整できないときは、上司も巻き込んで話を進めていけばいいんだよ」と言われて。心が軽くなると同時に、考え方が変わりました。

山一電機の製品を、どんどん次につなげたい

――入社前後でギャップを感じたことはありますか?

門松:山一電機には、選考時に関わった社員さんたちのあたたかい雰囲気が魅力で入社しました。入社後は意外と英語を使うことが多くて、グローバル企業だなとあらためて実感した覚えがあります。私の部署は国内営業ですが、海外に工場を持っている半導体メーカーのお客様も多くて。お客様の海外工場から注文を受けた際は、山一電機の海外販社と連携してやり取りすることもあります。

 

――営業として、やりがいを感じるのはどんなときですか。

門松:お客様からのお問い合わせをもとに提案して「導入します」と言っていただけたときはもちろん、実際に使ってもらった製品について「操作性が良く、問題なく使うことができた」とお褒めの言葉をいただいたときはさらに嬉しいですね。そこからまた新たな案件をご相談いただいて、山一電機の製品がどんどん次につながっていくとやりがいを感じます。

 

――最後に、門松さんの今後の目標を教えてください。

門松:山一電機のテストソケットのシェアをもっと高めていきたいです!山一電機は私が入社した時からソケット業界でシェアが高いのですが、私がメインで担当している車載の分野でもより高いシェアを誇れるよう、これからも営業を続けていきたいですね。

取材後期

山一電機の好きなところとして「世の中の動きに対応した諸制度があるところ」と話す門松さん。スケジュールに合わせて出社時間が変更できるフレックスタイム制度や在宅勤務制度を活用し、仕事とプライベートとのメリハリをつけて過ごしているといいます。職場のあたたかい雰囲気に加え、こうした働きやすい環境も、門松さんの挑戦を後押ししているのかもしれません。

 

プロフィール

門松 朋実

TS営業部TS営業課

※所属・内容などは取材当時のものです

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